「弱者救済のために強者であれ!俺はただそのことだけで議員を42年続けてきたんだよ。」
そう笑顔で語る方がいらっしゃいます。
ご自身はご高齢ながらも、自分の損得を超えて、私にその思いを継がせようとしてくれております。
政治家は常に人から賛否両論言われますし、その方自身も多くを語る方ではありませんが、人は行動と背中がすべて。
だからこそ、私もそのことが痛いほどわかるので、そのことにひしひしと胸震えながら恐縮してしまうのですが私の気持ちはまた凛となります。
そして未熟な私にはその方にお返しできることは何もないのですが
弱者救済、その志をしっかりと継いだ政治家になろうと密かに決めております。
そして私は今日、都議会議員として臨時都議会に出席いたしました。
ついに始まりました。
時代は進み文明は発達しておりますが
貧困、災害、病苦、暴力、人の苦しみや孤独はいまだなくなりません。
私自身、そのことを日本や世界中の現地現場で
この目でこの身で感じてきました。
そして16年間行動してきました。
よく声なき声と言いますが
その人たちにもちゃんと声はあります。
声なき声にしてしまっているのは、政治家の怠慢です。
127人の都議会議員の中で一番の政治家になれなくとも
都議会で、一番人の声を聞き人々に寄り添える政治家であろうと心に誓っております。
「政治家は逃げちゃダメだ」
そうも教えてもらいました。
政党人でございますので、いまは大変な逆風ではございますが
逃げずに人々と向き合いながら前に一歩々々進もうと思います。
何よりも逃げていけないのは、自分や党への批判だけではなく
人々の苦しみや悲しみだと思っております。
政治家、宮瀬英治。
そのことをまずはこの身に一旦すべて受け止め、苦しんでいる人たちのために、未来のために、明るく元気にやってまります。
もちろん新人の私一人ではできません。
だからこそ、己の小さい範囲の自由や正義にこだわったり、戦っている自分に陶酔したくはありません。議論は大いに結構ですがいたずらに人を恫喝したり傷つけたりするつもりもありません。
※私がアフガンやイラクの戦場で感じたのは、それぞれの譲らぬ正義と正義とのぶつかり合いでありました。
相手が100%間違っていて自分が100%正しいという固定観念を一旦おいて
無私の精神と勇気を持って、素直にお互い話をして理解と立場を少しずつ積み上げ物事を動かしていくことです。
机上の空論ではなく、そうやって私は、身一つでマシンガンを持つ部族長と交渉してきました。
結果的に大きな成果を出すためには、周囲の事情や気持ちを汲みながら、
寧ろ周りの方々や諸先輩の理解を得ながら少しずつ協力者になっていただくしかありません。
私はビジネスマンでもありましたので痛感するのは、
大事なことは結果。そしてその範囲です。
多くの人を救うことです。
未来に希望を灯すことです。
時間は少しかかるかもしれませんが
4年間やってみます。
とにもかくにも大切な人たちや多くの仲間に支えられて選挙を終え
こんな私が20180人の有権者の方から希望を託されました。
そして希望は一人ではできません。
だから皆さん!また一つわがままを言わせてください。
これからも”希望の連鎖”を、一緒に紡いでいきましょう
いまの私は素直な気持ちでまっすぐにそう思っております。
東京都議会議員
総務委員会 理事
宮瀬 英治