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東京都議会議員の宮瀬英治です。今、2期目が終わろうとしています。 この4年間、目を閉じて浮かぶ光景を率直にお伝えしたいと思います。

まず最初に浮かぶのは、全く色褪せない先の都議選の記憶。「宮瀬は絶対落選する」の下馬評にも関わらず、支援してくださった方や手伝って下さった人たちの顔、汗、姿、涙。すごい選挙でした。改めて皆様に感謝申し上げます。とても「ありがとう」という言葉では言い尽くせません。

次に亡き父の言葉です。再選時に人を前に述べた「息子が働かなければ辞めさせます」、介護中で私に述べた「自分のためでなく人のために働きなさい」との言葉。そのあとすぐに父は他界しましたが、その言葉が4年間ずっと私の胸にありました。

まず「懸命に働く」こと。都議会で提案質疑した数は475テーマ、最多でした(全て都議会議事録で確認できます)。2月17日付Yahooニュース記事では都議ランキング1位となりました。また内容では、パトカーにAEDを載せる提案が実現するなど、全国地方議員マニフェスト大賞で関東エリア選抜を都議会で唯一2度個人受賞することができました。

次に「自分のためではない」こと。当たり前のことです。しかし昨今報道にあるように自分の保身や私腹を肥やす政治家、ズルをする政治家、表では綺麗な言葉を言うが、その実態は真逆な言行不一致の政治家も多くいます。私にも様々な持ちかけがある中、私は全てそれらを断っています。私は私が憧れた理想の政治をやってみたい。初めて立候補した際の初志を貫いています。むろん、私は亡き父に顔向けできないようなことは何一つしませんでした。

次に浮かぶのは小池都政。良いものは良い、悪いものは具体的な提案をする是々非々で向き合ってきました。小池さんも頑張っています。しかし時に知事の責任回避やごまかし・政局・パフォーマンスありきの姿勢に対して、果敢に私は直言してきました。最高権力者である知事に凄まれたり、局からは圧力をかけられましたが、それでも決してひるまなかったのは、私を選んでくれた皆さんの思いを私は背負っているから。

そして今までも一番思い浮んで、今も頭のど真ん中にあるのは、うなだれうつむく人、不安な表情、苦しみ沈んだ抑揚、怒りに震える手、涙ながらの電話先の声、、、。

「宮瀬さん、助けて」

真贋を見極め、一度引き受けるとしたら「解決するまで私は関わる」と約束してきました。全てを解決できたなんて言えませんし、私の働きに不満だった方もいると思います。でも途中で放り出したり、諦めたことはなかったつもりです。今すぐ問題を解決できぬとも、それを都議会で必ず代弁し訴えました。「私は代行する者」「自分は最後の砦だ」そう自分自身にも言い聞かせていました。解決できた時には嬉しさよりもホッとしました。そんな数々の場面が思い出されます。「政治は一人一人、困っている人、苦しんでいる人のためにある」、それが私の原点です。

いま政治と金、企業・組織団体と政治家の癒着が問題となっています。政治家が特定集団のためだけに便宜を図り、その見返りとして行政などを動かし政治家が金をもらう。まさに政官財による既得権益であり、その結果あおりをうけるのは税金を納めている普通の人々です。私が変えたいのはそんな利権政治です。それゆえ私は初当選以来、業界や組織団体・企業から一切、支援もお金ももらっていません。

そこで私利私欲のない、まっとうな、しがらみのない政治の実現のため、税金で食う人間が楽をして税金を納めている人がバカをみるような政治を変えてまいります。

2021年4月 東京都議会議員 宮瀬英治(お困りの際は090-8025-3685直通へ)