今年の夏も15年前に私が設立した特定非営利団体のNGOがカンボジアに支援活動に行きます。都議としての仕事をしながらも今週末はNGOの理事長として1泊2日の合宿に参加しました。
現地では3校目となる学校建設の調査、孤児院の教育支援、カンボジア教育庁との協議、姉妹校締結をしている日本の被災地学校支援や日本の学校での国際理解授業の打合せなど多岐にわたります。
私は責任者として海外における危機管理担当です。事故、病気はもとより、近年、危険度が出ている国において日本人が事件に巻き込まれるケースも多発しております。
大きな事故や事件に巻き込まれることなくミッションを終えて帰国してもらうにはプロとしての危機管理と仕組みが必要です。
おかげさまで15年間、何とかやれております。メンバーの命を背負う重さに身震いしながらもそのリスクの分だけ、しっかりと活動をしていただきリターンを得ていただきたいと思います。
都政でも首都直下地震をはじめ危機管理を専門としているのでこういった経験はとってもいきてきます。
またせっかくの機会なので、「なぜ日本にも困っている人がいたり、より悲惨な中東の子どもたちもいる。なぜ支援しないのか」「渡航費を寄付に回せばよいのではないか」といった問題提起を投げかけ、うちのNGOの支援活動の本質について大議論。「希望の連鎖」「俯瞰力」「思いやりとコミュニケーション」などなど。
地道にコツコツをやってきましたが、うちのNGOも16年目を迎えますので、10月中旬には15周年パーティーを開催予定です。
※特定非営利活動法人国際協力NGO風の会は、維新の党をはじめ特定の政治団体や宗教団体とはいっさい関係ございませんし資金的な援助は受けておりません。私が、学生、会社員、無職、政治家と立場はかわっても、15年間このスタンスは堅持しております。